わさっきhb

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ファイルの入ったUSBメモリ,貸し出します

 月曜日の授業初回のために,いろいろと準備をしました.
 VirtualBoxインストーラは,Windows版で100MB強です.学内環境で,複数の人が別々にダウンロードするとなると良いとは言えないくらいのサイズです.
 授業で使用するゲストOS(Debian 11)を入れた「仮想アプライアンス」と呼ばれるファイルは,2.5GBになり,これは,1人でも学内ダウンロードというのは非現実的なサイズです.実際,昨年度の授業で,ダウンロードに5時間かかる*1という問い合わせがあって,あわててUSBメモリにファイルを入れて,コピーしてもらったのでした.
 今年度は,このインストーラと仮想アプライアンスのファイルを格納したUSBメモリを,あらかじめ用意しておきました.全部で6つです.1個500円ほどのUSB3.0対応のUSBメモリを購入しておき,授業の前の週に時間をとって,コピーしました.
 このUSBメモリの貸し出しを,授業の最初のコマの開始20分程度とし,BYOD PCを使用できる学部棟の3階の教室に集まるよう,Moodleで案内しました.
 封筒に入れて手に持ち,指定した時刻に,教室に入りました.科目を受講している学生の挙手を促すと,10名ほどいました(他の科目を受けている学生もいました).教室を歩き回って手渡しし,コピーが終わったら近くでコピーしたい人に渡すか,いなければこちらに返却するよう,伝えました.
 遅れて入ってくる学生もいました.科目を確認した上で,USBメモリを借りてくださいと指示しました.
 そうして来た学生の一人から,「この部屋でよかったんですか? 1階の講義室に,何人か集まっていたんですけど」という反応がありました.
 講義室の番号を聞いて,書き間違えたなと直感しました.学内でこの授業の課題に取り組む教室を,3階の演習室とし,USBメモリの貸出場所も同じ部屋番号を書いたつもりが,1階の講義室を指定してしまっていました.
 3階の部屋を飛び出して,階段を駆け下り,1階の講義室に行きました.授業をしておらず,10名足らずの学生が,座ってノートPCを開け,待っていました.2つフロアを上がるよう,お願いしました.PCを開いたまま,手で持って,上がる学生もいました.
 貸出時間の終わりごろにも,1階の講義室を見に行くと,ちょうど1人いて,再度誘導しました.
 激しい汗をかくことになった,20分間でしたが,コピー作業はみな無事に終わり,6個のUSBメモリを回収して封筒に入れ,自室に戻りました.教室番号の誤りについてはすぐに訂正しました.
 「課題の締切は第2回授業日の午前10時,だけれど,うまくいかなかったとしても今日中に提出してください」と質問用のTeamsで呼びかけたところ,その日のうちに提出があった分は,ゲストOSの起動もソースファイルのダウンロードも,ゲストOS内での編集もコンパイル・実行も含めて,「うまくいった」という報告ばかりでした.