昨日の午後は,2年生向けプログラミング科目の初回授業でした.
授業で最初にやってもらうのは,「箱庭」としてLinuxを活用するための,VirtualBoxのインストーラと,こちらで用意したDebian 11の仮想アプライアンス(この作成方法は別の記事にします)のダウンロードです.それぞれ105MBと2.3GBです.前者はVirtualBoxのサイトから,後者はギガファイル便です.所要時間を手計算しておくと,100Mbpsの回線なら3~4分でダウンロードできます.
科目ガイダンスとして作った10分足らずの動画を再生し,課題の文章を読み直しながら,昨年度との違いを確認しました.昨年度の後期は,対面型の授業が非常に限られていました.今回は,対面型と遠隔とが混在し,月曜午後の当科目は,遠隔による実施です*1.
時間割表を見まして…月曜午前に,2年生必修の講義が入っていました.対面型です.
となると,対面型の講義に出席し,学内で昼食をとり,午後は学内で,プログラミング科目の授業を受けるという学生が,ある程度いるのが想像できます.
まずは教員,それから職員に,メールで問い合わせたところ,学内で遠隔授業を受けたい学部生のための教室が指定され,通知されていることが分かりました.
そして昨日は,和歌山市内の断水(この件もまた別の記事にします)の影響で学食が営業休止となったため,講義が終わったら帰路につく学生が増えることになりました.
ともあれ担当科目の用意です.ぎりぎりまで推敲して,実施してもらう内容を昼休みにMoodleで登録し,のんびり構えていると,質問対応用のTeamsに投稿が来ました.
学内で実施しているが,ダウンロード完了まで5時間と表示される,というのです.
5時間も待っていたら,授業時間が終わってしまいます.Among Usのダウンロードのタスクなら,少し待てば大幅に残り時間が減ってくれますが,現実はそうもいきません.
ところで,自宅などで数GBのダウンロードが容易でない学生向けに,USBメモリ持参でこちらまで来てくれれば,そこにファイルをコピーすることを,動画の中で言及していました.
方針を転換しました.学生からのTeamsの投稿に対し,指定された教室にいるなら,そこにファイルを入れたUSBメモリを持って行くので,コピーしてください,と回答しました.
その教室に,同じようにダウンロードで時間のかかる学生が複数いることを想定し,2つのUSBメモリに,105MBと2.3GBのファイルをコピーして,念のためSHA-256で同一性チェックを行い,教室に持ち運びました.
かつてはPCが80台ほど並んでいた部屋ですが,学内PCの撤去(BYOD化)により机にはモニタ*2だけです.そして新型コロナ対応ということもあり,学生は分散して,座席につき,ノートPCをめいめい開いていました.
まずはTeamsで投稿した学生に,USBメモリを渡し,次に教卓のそばへ移動して,自分の授業でダウンロード中の人を尋ねると,10人ほどが挙手しました.
全員がUSBメモリを介してコピーしたのを確認してから,自室に戻りました.幸いにもその間に,Teamsによる投稿はありませんでした.
昨年度の授業初回の記事が見当たらなかったので,一昨年度のを:USBメモリ10個用意