わさっきhb

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卒業式を行います.児童,起立!

 さきの子とあとの子の小学校の卒業式に出席しました.
 担任の先生は,うえの子の6年のときの担任の先生でもあったのですが,式のあとお顔を見つけて挨拶しました.他の先生からは,2年後はすえの子ちゃんですねと言われました.
 話は卒業式開始前にさかのぼります.進行を務める先生から,「保護者はいつ立つか」について,指示がありました.
 出席者は,校長先生や担任の先生をはじめとする「先生方(職員)」,保護者会長などの「ご来賓」,6年生の「卒業生」,5年生の「在校生」(講堂の座席の都合で4年生以下は出席せず),そして自分を含む「保護者」に分かれます.保護者以外は,卒業式より前に式次第(プログラム)と,どのタイミングで立つのかを,知ることができたのですが,保護者は,卒業式の直前に初めて知るわけでして,しっかり耳を傾けました.
 指示としては,「一同,起立!」のときは,全員が立ち上がります.もう一つ,注意するのがあって,保護者の一人が謝辞を読み上げる前には,アナウンスは「職員,起立!」ですが,ここで保護者も立つことになります.
 時間になり,卒業式が始まりました.初期状態では,卒業生(と担任の先生)の座席が空いています.後方より,担任の先生が引率しながら,卒業生が順に座席の間の通路を進み,それぞれの席につきました.
 全員が着席し,しばし静寂のあと…
 進行を務める先生が,「これより,卒業式を行います.児童,起立!」と言ったかのように聞こえました.自分を含む保護者は戸惑いました.
 子どもたちだけでなく,先生方もご来賓も,立っている状況を見て,「児童,起立!」ではなく「一同,起立!」とおっしゃったんだと気づき,保護者も全員,立ち上がりました.
 その後のアナウンスでも,「児童」と呼ぶことはなく,かわりに,「卒業生」または「在校生」または「卒業生・在校生」でした.

 いただいた物品の中で,さきの子もあとの子も一番,感激していたのは,校内クラブ活動の下級生からの寄せ書きでした.家庭内では2人のことを姉とみなしていない,すえの子が,それぞれに「お姉ちゃん」と書き,メッセージを寄せていたのでした.