わさっきhb

大学(教育研究)とか ,親馬鹿とか,和歌山とか,とか,とか.

ドーナツ,子どもは1個,大人は2個

 昨日付の話の続きです.
 帰宅して,すえの子は両手に持ったお土産を,袋から出していきました.海遊館ではお菓子とキーホルダー.他の店ではアームカバー.いずれも,子どもの数だけあります.
 紙の箱が2つありました.「Krispy Kreme」*1と綴ってあって,子どもらは何これという表情です.「クリスピー・クリームって書いてるね」と言い,「ドーナツな」を付け加えると,納得してくれました.
 このドーナツは,全部で12個です.8人家族で,さてどう分ければいいのか…
 妻が口火を切りました.
「大人2個ずつ,子ども1個ずつね」
 「なんでー,大人ずるいー」
「あんたらはクッキーにキーホルダーに,アームカバーがあるねんから」
 「それやったらキーホルダーええからドーナツほしい」
「あかん」
  「じゃあ…うちらドーナツ選ばせてくれる?」
「ええよ」
 そんなこんなで,子どもは1個ずつ,大人は2個ずつの配分になりました.
 こっちから,尋ねてみました.
   「あのさあママ」
「パパも2個あるからね」
   「食うの? 今? 晩ごはんも用意してくれててやで」
「それやねんけど,晩は1個,で,明日の朝はもう1個,食べたらええねん」
   「食べたらええねんって,まあドーナツはひと晩くらい,持つと思うが…」
「2個とも今食べたい?」
   「いや,そこまで欲張りではないが…『パパ1個だけでええよ』と言うわけにいかんか」
「いかんでしょ.子どもらが,ほら,目ぇ光らせてんねんから」
   「わかった.もういっこ質問な.明日までの分のドーナツは,どこに置いとく?」
「そうやねえ,箱に入れて,パパの部屋に持って上がって,誰も食べやんようにしてくれる?」
   「….へいへい.」
 (妻の)父母の4個分を入れた箱は,あとの子に持って行かせ,残り4個の入った箱から,先に妻が1個,そして自分が1個を手に取り,食べました.
 次の日は,箱を持って階段を降り…
   「おはようさん.朝ごはん,もらうで.それと,これ」
「そうやった! 思い出した!」
   「忘れたら,子どもらに食われてしまうがな」
 残り1個ずつ,食べました.