「みんな乗ったな,ドア閉めたな.じゃ,お昼ごはん行くよ」
「おー!」
「今の声は,さきの子やな.威勢ええなあ」
「そういえばさっき,家を出て…」
「庭に毛布を広げてたんを思い出して…」
「取り入れて玄関に入れて,4つに折り曲げて,置いたら…」
「さっそく,あとの子が,その上を歩きおったんやぞ!」
「ふかふかやった~」
「(おっと…)取り入れなあかん毛布は,もう1枚あって,畳んで1枚目の上に…」
「置いたら今度は,あとの子,ジャ~ンプで飛び乗ったぞ!」
「平和やなあ」
「平和,かなあ」
「あんなとこに置いといたらあかんやんか」
「おっと,ママ参戦や」
「ってママが怒ってやな,毛布2枚,2階に持ってってもろてんで,あとの子ちゃんに」
「え!? ほな今,玄関のところに毛布,ないん?」
「ないよ.あんなとこ置いてたら,誰か来たらどうすんの!?」
「そっか.あとの子よ,ごくろさん」
「ふかふかやった~」