わさっきhb

大学(教育研究)とか ,親馬鹿とか,和歌山とか,とか,とか.

子らにも伝える

 特急サザンで和歌山市駅を降りました.
 和歌山駅へ行くのに,JRではなくバスにすると決めてから,時間があるのでキーノ和歌山2階の信濃路でそばを1杯食べ,和歌山駅に到着すると,今度は貴志川線に乗るまでに,時間があることに気づきました.
 駅改札そばのセブンイレブンではなく,少し歩いたところのローソンに入って,棚を見ると,なじみの後ろ姿がありました.
 すえの子です.
 「あ,すえの子や」と,心の中で思い,声には出しませんでした.
 時刻は8時過ぎ.塾帰りのはずです.
 母の死去を知ってから,日は替わっていません.職場内でメールを送り,出るまでに,自宅に電話をすると,(妻の)母が出たので,状況を伝えました.母の家に到着し,仏前に手を合わせてから,2度目の電話をすると,出たのはさきの子でした.
 ということで子らの全員に伝わっているかどうかはわかりません.しかし有形・無形で「あっちのおばあちゃん」にお世話になってきたわけだし,葬儀に参列してお別れに立ち会ってもらうので,告げないわけにはいきません.
 見なかったふりをして,飲み物の棚に向かい,2Lのペットボトルを手に取ると,後方から「あ,パパや」の声がかかりました.振り向いて,「おう,すえの子やん」と反応しました.
 すえの子の分のお菓子も1袋,カゴに入れて,レジを通りました.
 貴志川線の自宅最寄り駅で下車し,他の客に迷惑にならないよう,傘を開こうとすると,(妻の)母が待ってくれていました.すえの子はこっちのおばあちゃんから,あっちのおばあちゃんのことを知り,驚いていました.それまで,パパは仕事があって遅くなったと思っていたのでしょう.
 ともあれ帰宅し,テーブル越しの妻に対して(横に座るすえの子にも聞こえるよう),1日の出来事を話しました.