書評：『初めてのRuby』は『やり直しのRuby』でもある！ - http://rubikitch.com/に移転しましたとそのはてブの「ドラクエメソッド」を見て思ったことなんですが．
Rubyに限らず，プログラミング言語を使える人というは，ドラクエで魔法使いに相当するのでいいなあと思います．
それで次に思ったのは，戦士は? 勇者は? 他の職業は? となってくるわけですが…
戦士は，特定のプログラミングスキルというよりは，「努力と根性*1(を持つ人)」でしょうか．武器を持てば，屈強になれます．強力な武器は，タフさを表します．何かの事情で武器を手放すと，ヘタレになります．
次に，勇者ですが，これは「大学生」というのがちょうど良さそうです．
ラスボスを倒して世界を平和に導くことは，単位を揃え，卒論*2を出して合格をもらうことに対応します*3．
そのミッションを達成するためには，それぞれの町の依頼をこなしていきます．各科目で合格点を取るわけです．そして，その中で学んだ知識を，個々のものではなく，うまく関係づけていかないといけません．あるところで聞いた意味不明の一言が，終盤に効いてくることだってあるでしょう．
勇者として身に着ける呪文=プログラミングスキルのうち，いくつかはレポート作成に，卒業研究に役立てるでしょうが，呪文をたくさん覚えて使いこなすことが，勇者の目標ではありません．
ミッションを達成することが求められています．はじめは漫然としていますが，情報を得るにつれ，どんどんそれが明確になっていきます．ただし，ドラクエでは敵の名前が明確で，Webをちょっと調べればボスを含め全モンスターのHPや特性，弱点を知ることができますが，大学生の場合，ラスボス=卒論は人それぞれという違いがあります．
関連：テレビゲームの周辺にあるものを気づかせてくれる2冊(2) - わさっき
（2009年1月23日：カテゴリー「ドラクエメソッド」を追加しました．）
