わさっきhb

大学(教育研究)とか ,親馬鹿とか,和歌山とか,とか,とか.

「おバカ教育」の構造,読む前に調査

昨日のエントリ(http://d.hatena.ne.jp/takehikom/20091108/1257629990)に対して,コメントで,書籍の紹介をいただきました.
Googleで見てみると,ブログもそこそこヒットするのですが,見た限りすべて,本文ではなくコメントの書き込みです.あるブログのブログ主さんによる,以下のコメントが,正鵠を得ているように思われます.

とりあえず…、阿吽正望って誰ですか?^_^;
> 教員、学校関係者、親たちに大きな衝撃を与えている
と言われますけど、少なくとも「ばん」のところでは話題にすら上がってませんよ?(苦笑)
ネットで調べてみようとしましたけど…、なんか同じ人物が手あたりしだいにコメントをコピペしたようなものばっかりで、全然参考になりませんでした。
(略)
「教育」なんてのは叩きやすい対象の典型ですからね(苦笑)。
一方的に書こうと思えばとんでもない内容が出来上がります。
…もちろんそういう側面が存在しないとは断定しませんが…。
2009/8/23(日) 午後 10:51 [「ばん」ちゃん]

http://blogs.yahoo.co.jp/van_cha_n/29443424.html

書籍情報は,http://nisshin-houdou.com/products/education/0008_2.phpにあります.目次に目を通した限り,あまり今の自分に,新しい世界を見せてくれそうにないなあと感じる内容です.というのも,その本でああだこうだ論じても,最終章で展望を書かれているにしても,著者も(この本を読んだ後の)私も,理想的な社会になるよう,学級(私の場合は自分の授業や研究室)や社会に働きかけることができそうにないからです.
とはいうものの,第二章の「本末転倒のテスト教育」にだけ,興味を引きました.
「全国学力テストをすれば,日教組の強いところは成績が悪いのが分かる」という言説に対しては,http://oku.edu.mie-u.ac.jp/~okumura/blog/node/2274という分析が有名ですが,その一方で,「学校は全国学力テストの対策に時間がとられ,普段の授業・教育ができない」という主張も,どれだけ妥当なのか,分かっていません.Webから知り得たのは,鳥取県宮城県で,それぞれの県教職員組合が調査しているということくらいです.
そんなこんなと思いを巡らせ,『「おバカ教育」の構造』は現在,Amazonのカートに入っている状態です.いつ発注をかけ,手元に届くかは分かりません.
(翌日に一部書き換えました.)