Webページのリニューアルの前に,研究室の理念を見直しました.
理念そのものは,3年前に書いたはず…
理念 - わさっき
- 誠実さを身につけます
- 自主性を尊重します
- データの蓄積を喜びとします
それとは別に,毎年9月の研究室紹介で,3項目を挙げていました.どこだっけ…
理念ではなくポリシーでしたか.ともあれ,テキスト化しておきましょう.
- データ:データとそのスキーマを重視する(データの寿命はけっこう長い)
- 計算機:しっかり手入れ.「攻め」も「守り」も
- 人:人を人として尊重する
2つの3項目を統合することにします.共通して現れるのは「データ」です.今も3年前も,もっと前からも,あらゆる面で研究室活動を支えるものはデータですので,これについての項目は不可欠です.
あとは,「私と,あなた(私以外の人)」か「計算機と,人」かです.少し考えたところでは,人に関することを1項目で表すのがよさそうです.そこで「データ」「計算機」「人」を柱にして,理念を作り直し…
- 尊重
- 修得
- 蓄積
ずいぶんと突き詰めました.圧縮しすぎた感もあるので,一つ一つ説明を加えます.
- 「尊重」とは,システム利用者をはじめ研究活動で接するすべての人に敬意を払い,自他の持つ意図を相互に適切に理解するための環境を確立することです.
- 「修得」*1とは,問題解決の手段として不可欠な計算機(ハードウェア,ソフトウェア,ネットワークなど)の特性を十分に理解し,新しい技術や課題も積極的に取り入れ立ち向かう姿勢を養うことです.
- 「蓄積」とは,活動や観察(先行研究としての論文などの読解を含みます)を通じて得られるデータ/情報/知識/経験/知恵を,必要に応じて効率良く再取得できるよう,研究室の計算機だけでなく,アカデミックな場などにも残していくことです.
*1:「修得」と「習得」,「学修」と「学習」の違いには留意しているつもりです.修得/習得についてはこれまで言及していませんが,学修/学習については私論があります:プログラミングの学習と学修 - わさっき