わさっきhb

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2年ぶりの90分の講義

 昨日の授業は,約2年ぶりの,90分間の講義でした.
 昨年度はほとんどが遠隔授業でした.前期の講義(セキュリティ)は動画を作成し,視聴してもらった上で,試験のみ教室で実施しました.対面授業として,後期の1年生向け演習科目を担当しましたが,実験室での実施で,説明よりも巡回の時間が長かったものです.
 今週から対面授業を再開することとなり,資料や課題を用意して,9時過ぎに教室に入りました.すでに多くの学生が,教室内でばらばらに座っていました.みな,マスクをしていました.事前に指示をしていたこともあり,ノートPCを開いている学生がほとんどでした.
 最初に,今後の進め方についてのスライドを,スクリーンに表示させました.昨年度(また今年度もそれまでの3回分について),授業1回分を動画にすると,30分程度になるけれど,教室で話すと,同じことを繰り返したり,余談を話したり,「あー」とか「えー」とか言ったり,咳払いやときにはくしゃみをしたりして,所要時間はだいたい2倍になることが予想できます.それでも,90分には届きませんが,残り時間は,各回に提出してもらう課題について,ヒントを出すようにしたいと,伝えました.
 用意していた内容をしゃべると,70分が経過していました.課題の一つは,ワンタイムパッド(使い捨てパッド,OTP)の暗号解読で,暗号文と鍵のビット列を,問題文に入れていますが,単純な操作では平文が得られないことも,指示していました.実際のところ問題文のみではうんと難しくしておき,テキストエディタを使用したビット列の排他的論理和の手計算などをスクリーンに表示させ,作業を促しました.
 自室に戻って,Moodleで提出された答案をぱらぱらと見てみると,正答も誤答もあり,おおよそこちらの想定する状況になっていました.