わさっきhb

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修正指示をファイル化

 今から1週間前のことです.
 それより前から,4年生は卒業論文,大学院生のM1は研究会発表用のスライド,M2は修士論文(修正版も)と発表用スライドを,一つ一つ見て,修正したほうがよい箇所を文章化し,メールを送っていました.
 しかし,ある修正指示にまったく従っていない修正原稿を見ることが,何度かありました.指示に従ってくださいと書くのも馬鹿らしいので,修正指示のテキストファイルから,行単位でコピーして貼り付けましたが,非効率に思えてきました.
 修正指示の繰り返しのほか,ある学生への指示内容を,あなたも従ってください,と書ければよいと判断しまして,指示をテキストファイル化することを試みたのが,1週間前なのでした.
 各ファイルは,研究室のメンバーの共有フォルダ上に置くことを原則とし,添削対象ファイルのパスと更新日時に基づいて,修正指示のファイル名を決めました.ファイル名の最初は,読んでもらう学生の名前です.メールで届いた,読んでくださいという依頼に対し,こちらはファイルを設置してから,共有フォルダのパスを示して,ここを読んで修正してくださいという,これまでよりも短い分量のメールを返しました.
 3日ほど,この運用を行うと,思いがけない効果があるのに気づきました.修正指示ファイルは,一つのフォルダに集約させた(添削対象ファイルと同じフォルダに置いた,というのではありません)ことで,このフォルダを見れば,誰に何回指示をしたのかが簡単に分かるようになったのです.
 昨日から今日にかけて,メールで指示した分も,同じようにテキストファイル化して設置しました.2月に入ってから,本記事作成時点までで,ファイル数は36です.これから数日間,卒業論文発表会のスライドの添削で,またファイルが増えることになります.
 このようにして作ったファイル群を,来年度の4年生を含む学生に見てもらい,形態素解析などを通じて,いつ何に対してどのような修正をよく指示するかを分析することを,来年度前期のゼミ活動に入れるのも,よいかもしれません.
 なお,最も多い指示の種類ですが,形態素解析をすることなく,私自身はかな漢字変換の予測変換を通じて知っています.「取り除いてください」です.