某年月日,夜9時半になりました.
階下から「お風呂,入って」の声がかからないので,寝間着を持って,階段を降りてみました.
脱衣所を兼ねた洗面所に近づくと,声がしました.あとの子と思われます.
寝間着を階段に置いて,自室に戻りました.
デスクワークを少し行い,ゴマ乙のギルイベでいくらか稼ぐと,10時半になりました.
まだ声がかからないので,階段を降りてみると,今度はママと,すえの子がいました.
すえの子がこちらの顔を見て,叫ぶように言ったのは,「あ,パパ,おふろ入って! パパはすぐやから」でした.「さきの子とあとの子,それとおじいちゃんは,長いねん」と続きます.
脱衣所には,明かりがついておらず,誰もいませんでした.
良いのやら悪いのやら,と思いながらも湯船に浸かりました.着替えてから,すえの子に入るよう促しました.
ここまでの出来事に,とりたてて面白い展開やオチがあったわけではありませんが,あえて付け加えるなら,「風呂に入る」を多くの人は「ふろにはいる」と読むのではないかと思うところ,我が家では「ふろにいる」です.「風呂に入って」も「風呂に行って」も,どちらも「ふろにいって」となります.