わさっきhb

大学(教育研究)とか ,親馬鹿とか,和歌山とか,とか,とか.

寝ずの番を希望

 まだ,木曜日の出来事です.
 葬儀会社が作成したという,A4サイズで1枚に印刷され,時間は手書きの,通夜式と告別式のスケジュールを,兄から見せてもらいました.
 「これでええか」に対し,「変えるべきところはないけど…」のあと,「お通夜のあと,兄貴ら会館で過ごすんか?」と尋ねました.
 「いや,うちは(家族)みんなで,自宅に戻って寝て,告別式の朝に来るつもりやが」という答えでした.
 そこで「泊まること,できる?」と尋ねました.いえ,これは,要望です.
 「寝ずの番」というやつです.

 しかし本気で泊まりたいと思ったわけではなく,「やっぱええかな.土曜は和歌山に戻って,日曜また来るほうがええな」と言いました.自分が母とひと晩をともに過ごすというのは,立ち消えになって,帰宅し,(妻の)父と母に日程を報告しました.
 その場ではなく(私に行動を促すときにはよくあることですが),少し経ってから2階で,妻と自分だけのときに,妻が言い出しました.「あのね,お母さんと,いてたってくれやんかな」と.
 2種類の意図があるのは,鈍感な自分でもすぐに分かりました.一つは単純で,葬儀会館に(火の管理や,深夜早朝の来訪者の対応などをするスタッフがいるのは当然として)母のみというのでは寂しかろうということ,もう一つは,将来的に(妻の)父や母が死去し,自宅近くの会館で通夜・告別式を執り行うときに,お通夜が終わったら子らは帰宅するというのを,現時点から情けなく思うということです.
 妻が1階へ行ったのを見て,PC上で検索し,葬儀会館における「寝ずの番」の要領などを読んでから,スマートフォンを手に取り,兄に電話をしました.
 自分が「寝ずの番」をすることについて,了承をもらいました.
 何やかやあって,控え室で泊まったのは,自分と妻と,すえの子の3人になりました.