わさっきhb

大学(教育研究)とか ,親馬鹿とか,和歌山とか,とか,とか.

研究

具体的には,実際に

英語では,「本論文では」も「本稿では」も「in this paper」と表現します. そして,概要の中に「in this paper」があれば,これは話題の転換を表します.というのも,それより前は,研究の背景になる情報で,そこから後は,自分の研究がどういうものかを説…

古典籍書誌情報におけるキーワード抽出手法

金曜日に,情報知識学会で発表してきました. 掲載誌*1の表紙と目次では「(略)検出手法」となっています.これは,応募時の題目でして,原稿送付時に変更したのですが,行き違いでそのままになってしまいました*2. 発表ですが,時間は苦労することなく,「…

事実・推論・主張

本書が念頭に置いている「知るための本」は,読者に何らかの情報や主張を伝えようとしてして書かれているものだ.このタイプの本はおおむね次のような要素で構成されている. (一)事実 「事実」とは,推論と主張の根拠となるもので,調査データ・アンケー…

仏典のテキスト学 ―データベースと日本古写経―

先週土曜日は,国際仏教大の公開シンポジウムを聴きに,東京へ行っていました. 主催となる学術フロンティアに,私も研究分担者として関わっていることもあり,イスに名前が貼られた,1列目*1の座席に座りました. 1人35分で4件ご報告.その後,講演者がステ…

原稿執筆のアドバイス

備忘録として. 共著者と連携をとる.自分が執筆責任者であっても,抱え込まない. 原稿以外にすべき仕事を用意し*1,書く気力が減ったとき,一時的に切り替える.その仕事の期限は,原稿の締切より後にする. Subversionでバージョン管理.頻繁にコミットす…

今朝が期限の仕事を2件

正確には明日が期限なのですが,「じんもんこん2007」*1の原稿を書き上げ,今朝,発送しました. 今回もWordで書きました.大きめの図があるので,1段組にしました. ときどき面白い研究成果がテレビニュースで報道されたりしますが,あいにく自分の成果は,…

論文,予稿,paper

上で「論文なり予稿なり」と書いていますが,これについて補足をしておきます. 研究の取りまとめに書くのが「論文」です.学会に投稿し,審査に通ったものだけが発行される「学術論文」と,卒業や修了の要件として,大学に提出する「学位論文」に分けられま…

学会発表は無事終了

昨日は,電子情報通信学会総合大会のため,名古屋の名城大学へ行きました. 学生による発表も,うまくいきました. 最初の質問が,χ2乗検定は,比例尺度ratio scaleに対して適用するものではないかというもので,これは想定していなかったので困りました. …

quotationとcitationについて

3年前,レポート作成のための参考資料として,quotationとcitationの違いを解説したPDFファイルを作ったことがあります.昨日見直したところ*1,その説明には元ネタがあることに気づきました.情報創造論の卒論の書き方だいぶ下のほうにある「引用について」…

研究の批評の仕方

今年5月に大学院生向けに説明したスライドから,1枚切り出してみました.状況としては,「オレンジ色の丸を,黒の丸と矢印でつなぐような流れで大学院生が研究発表して質疑になったとき,どのような観点で質問を見つければよいか」です.(塗りつぶした)丸は…