わさっきhb

大学(教育研究)とか ,親馬鹿とか,和歌山とか,とか,とか.

研究

RSが老子・荘子なら,KMとJKは?

研究者人生双六講義 (岩波科学ライブラリー 96)作者: 入来篤史出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2004/02/22メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 27回この商品を含むブログ (13件) を見るhttp://d.hatena.ne.jp/takehikom/20100921/1285015246で孫引きした…

Rubyでの実装に基づく研究成果

思うことあって,これまでの自分の研究成果のうち,Rubyでプログラムを組んだのがどれくらいあるか,調べてみました.

科研費の申請を考える前に読む本

9月は科研の申請を考える月間,10月は申請書*1を書く月間です.ここ数年は,努力もむなしく落ちているので,今回こそはと頑張りたいと思っています. そんな中,本を知りました.2010年8月発行という,出たばっかりの本です.科研費獲得の方法とコツ作者: 児…

インサイト

広告案件の場合は,チェックポイントは,つぎの4つである. 「ターゲットカスタマーとインサイトがきちんと押さえられているか」 「メッセージおよび提案価値がインサイトにミートしているか」 「メッセージおよび提案価値と商品の価値につながりがあるか」 …

論文関連用語

研究者なら知っていて当たり前,という用語があります. 本日は,その意味を説明するかわりに,用例と,その言葉を使わない言い換えを,並べてみることにします. 項目の終わりに,別称や注釈を書いています.

理由・タイミング・効能・計画案・戦略と戦術・解答 〜 プレゼンテーションの極意

プレゼンテーションの極意作者: 川崎和男出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ発売日: 2005/06/29メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 43回この商品を含むブログ (48件) を見る隣の研究室の学生から2度リクエストがあり,私も内容に興味があったの…

口頭発表したらいただいたもの

無事に研究発表を終えました. 内容はというと,去年12月のじんもんこん発表をベースとして,作業モデルをもう少し検討し,定式化を加えました.もう少し具体的に書くと,漢訳仏典のデジカメ撮影画像があって,そのテキスト化(翻刻,transcription)をした…

ブログと歩む,論文掲載への道

電子情報通信学会の論文誌に,掲載されました. http://search.ieice.org/bin/summary.php?id=e93-d_4_713&category=D&year=2010&lang=E&abst= 一言でいうと,「思考展開図をSQLに適用してみた」です.SQLは,データベースアクセスに使われる言語です.思考…

論文・プレゼンは博打

論文・プレゼンの科学―読ませる論文・卒論、聴かせるプレゼン、伝わる英語の公式作者: 河田聡出版社/メーカー: アドスリー発売日: 2010/01/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 9回この商品を含むブログ (4件) を見るこの本は,読み手を選びます.分かり…

先生は,学生の研究成果を丸々,自分の成果として,論文にするの?

そういった別々の成果を論文誌に投稿するとき,全体を取りまとめるのに有用なのは,WordではなくTeXなのです. これを書いていて上の書き方では,「先生は,学生の研究成果を丸々,自分の成果として,論文にするんかいな」という批判もありそうです.まずは…

思索の順序,文章の組み立て

本稿では,なぜ論文は読みづらいのかについての私見を述べることから始める.簡潔にいうと,論文が読みづらいのは,あるいはもっと正確には論文を読んで研究を進めようとするのが難しいのは,論文というものは研究の進行と逆の順序で書かれていることが多い…

赤入れしましょ

原稿への自分なりの「赤入れ」の仕方について,整理してみました. 赤入れの5W1H 追加の1W1H 記法 置換(書き換え) 挿入 削除 順序交換 語句の移動 改段落 段落の結合 字下げ 空ける 詰める 揃える 長文の流し込み 字形の変更 赤入れ3形態 他の人の原稿に赤…

博士論文

当雑記でこれまで,博士論文/学位論文/D論に対して何を書いてきたか,見直してみました. 冠詞のtheの使い方(の一つ)について,D論を書いていたときにいただいたアドバイスを思い出す:「規則の左辺」の英語は,the left-hand side of a ruleかthe left-ha…

マスターコース学生の学会参加・学会発表

じんもんこん振り返りの続きです. 発表を聴いていて,学生による発表が,ずいぶん少ないなあと感じました. うちとこのほかは,立命館大学の情報理工学部の方の発表はおおむね,学生によるものだったと思われます.ポスター発表の,筑波大学の方は,スーツ…

TeXとWordの見分け方

現在,某県某所のホテルにいます.昨日と今日とで,学会シンポジウムに出席します. ノートPCを持ってきたのはいいのですが,ACケーブルを忘れたという失態で,本日のエントリを書くのも,その下調べも,あまり時間がとれません. 仕方がないので,もらった…

最後のチェック

英語の論文原稿で,セルフ赤入れ*1を行って修正し,スペルチェックも済ませ,提出期限まで残り2時間というときにすることは,最後のチェックです.自分の今週のは,こんな感じ. 動詞はあるか 三単現のsを忘れていないか 原形であるべきところに,三単現のs…

逆接表現

ここ数日,寸暇を惜しんで,論文のための英文を書いていました.ゼミや授業の合間に,10分でも時間があったら,書き足していました.こちらからのお願いを,1週間,伸ばしてもらったりもしました. それで,自分は逆説逆接表現としてどんなのを好んで使って…

ジェミノイド研究に再帰

ロボットとは何か――人の心を映す鏡 (講談社現代新書)作者: 石黒浩出版社/メーカー: 講談社発売日: 2009/11/19メディア: 新書購入: 6人 クリック: 119回この商品を含むブログ (49件) を見るまだ読み終えていませんが,おそらく本書の山場である,第5章を読み…

貴重な国民の税金を,どうしてあなたに使わなくてはならないのですか?

科学研究費を政府の官僚に直接陳情する機会があったとしましょう. 官僚:「国民の税金からなる政府の科学研究費は限られているということをまずご理解した上でお話ください」 研究者:「はい,私の研究は将来的に国民の健康増進につながる重要なものですの…

懇親会で名刺交換の次にすること〜『アカデミア・サバイバル』より

アカデミア・サバイバル―「高学歴ワーキングプア」から抜け出す (中公新書ラクレ)作者: 水月昭道出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2009/09メディア: 新書購入: 2人 クリック: 30回この商品を含むブログ (21件) を見るドクターコースに進むことを少しで…

言い訳の書き方

以下,説明抜きで様々な言い換えを記しておく. 私は分からない → 解明できた研究者は少ない 〜はバカだ → 〜の見解には再考の余地が残る 〜は嫌いだ → 〜が一般的に受容される可能性は少ない 〜を読みたくない → 〜を正当に評価することは困難である 〜を読…

突貫共著

昨日は,あるシンポジウムの投稿締切でした.学生にファースト・オーサーとして,2ページの査読用原稿を書いてもらいました.1か月,2か月先のことですが,査読が通れば,内容を膨らませて6ページまたは8ページで書き,その原稿(カメラレディ原稿)が論文集…

研究の目的

目的が複数あるとき かつて,たしか私が指導していた学生が,教員が複数いるゼミで研究報告をした際に,ある先生が「目的がぶれている.2つあるのは,分かりにくい」というアドバイスを与えていました. だけどやっていることは,どちらの目的にも対応してい…

ページ番号の書き方

当雑記では,本などからの出典を書くとき,そのページ番号は「p.数字」または「pp.数字-数字」のいずれかの表記を用いています.「p.」はpage,「pp.」はpagesの略です. 高校1年あたりの英語の授業で知り,大学1年になって塾で教える教材にそういう表記があ…

文献調査時の不安を取り除く

「先生,相談なんですけど…」 「はい何でしょう」 「文献調査をしなさいということで,やっているのですが…」 「いいの見つかった?」 「いくつかは.ただですね,もし,自分がやっているのと同じような論文が見つかったら,どうすればいいのかと」 「うーん…

査読というと

査読: やまもも書斎記を読んで,連想したことを箇条書きで. http://d.hatena.ne.jp/min2-fly/20090613/1244915185が引用されていたけど,続報としてhttp://current.ndl.go.jp/node/13264も. 国内で,自分と関わりのあるデータベース・データ工学の分野では…

正誤表付きで届いた

英語で書くとfiが抜けた - わさっきの件,時系列でまとめてみます. 5月16日,年次大会(研究報告会)会場にて学会誌を受け取る. ↓ 22日にエントリを書く. ↓ 23日未明に,編集委員長よりメールが来る. ↓ 23日に,学会誌とソースファイルを精査してすべて…

英語で書くとfiが抜けた

先週土曜日に,東京工業大学へ行きまして,情報知識学会の研究報告会でしゃべってきました. 思うことあって本文は英語で書き,日本語で口頭発表しました.こういうのは学生のとき以来です. それで昨日,他の論文*1も含めて,学会誌を見直したのですが,自…

情報知識学会20周年記念特別号寄稿の補足

今週月曜日,情報知識学会誌の入った封筒が届きました. 「2008年12月8日発行 第18巻5号 20周年記念特別号」です. そこで,2ページの寄稿をさせてもらいましたが,読み直して(実は執筆時にも悩んだのですが),情報不足なところを,ここで補足しておきます…

その行動様式

大学院生のときに,確か金沢駅そばの書店で見かけて購入し,今も時折広げる本があります.科学者とは何か (新潮選書)作者: 村上陽一郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1994/10/01メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 24回この商品を含むブログ (21件) を見…