わさっきhb

大学(教育研究)とか ,親馬鹿とか,和歌山とか,とか,とか.

縦に見る事例

119x+24y=1を満たす整数xyの組の一つを求めなさい.

(略)
アルゴリズムに従うと,行単位で次のqrxyの順に求めていくのですが,先に,必要となるqrのペアを求めておきます.

9^{26} \bmod 29を計算しなさい.

(略)
アルゴリズムに従うと,行単位でrstの順に新しい値を書いていきますが,先にtの変化を求めておきます.というのも,rsの変化に依存せずに計算でき,また,正当な方法で何回ループすれば計算が終了するかを,先に知ることができるからです.
具体的には,2で割っていき,端数は捨てて,0になるまで計算します.0になったら,表はそこまでなので,表の底部の横線も引きます.

以下の図を対象として,この●の個数を表すかけ算の式を考えてみます.

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●●●●
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かけ算の式は,3×4とするのが一般的です.面白いことに,「かけられる数×かける数」を採用する日本でも,「multiplier × multiplicand」を採用する米国などでも,同じ式です.
日本ではこの図を次のように分けて,一つ分の大きさを3とし,それが4つあるので,3×4=3+3+3+3=12と考えます.

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(略)
それはともかく米国では,もとの配置を横方向に切り分けて,以下の図のようにしてから,「3つの4 (three 4s, three times four)」と解釈し,3×4=4+4+4=12とします.

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 まぎらわしい表札は,『OL進化論』で見たことがあります.二世帯住宅の表札です.1枚の表札に漢字が2×2で並んでいて,縦からも横からも読めるというものです.
 単行本を持っておらず,画像を検索しても,見つかりませんでした.こんな感じです.

中田
川村

 横に見ると,上から「中田」と「川村」,縦に見ると,右から「田村」と「中川」になるわけです.

 ずらす操作は,文字ごとに独立に行えます.例えばつぎのように書いて,2列目,3列目,…と書き出していくのでも,いいということです.

gzssd
h
i
j
(略)
d
e
f

 ここで事例から離れます。「正答率」(「通過率」とも)について,架空の表を作ってみました。
f:id:takehikoMultiply:20210128055950j:plain
(略)
 算数授業研究Vol.130の特集で,全国学力・学習状況調査の出題をもとに「つまずき」と書かれているのは,例外なく,問題ごとの正答率(表の最下段)を見たときに,低い値になっている出題と,結び付けられています。
(略)
 全国学力・学習状況調査の批判で見かける「学力」も,行ごとに算出される件と関連づけられるように思います。