を満たす整数,の組の一つを求めなさい.
(略)
アルゴリズムに従うと,行単位で次のと,,の順に求めていくのですが,先に,必要となるとのペアを求めておきます.
を計算しなさい.
(略)
アルゴリズムに従うと,行単位で,,の順に新しい値を書いていきますが,先にの変化を求めておきます.というのも,やの変化に依存せずに計算でき,また,正当な方法で何回ループすれば計算が終了するかを,先に知ることができるからです.
具体的には,2で割っていき,端数は捨てて,0になるまで計算します.0になったら,表はそこまでなので,表の底部の横線も引きます.
以下の図を対象として,この●の個数を表すかけ算の式を考えてみます.
●●●● ●●●● ●●●●かけ算の式は,3×4とするのが一般的です.面白いことに,「かけられる数×かける数」を採用する日本でも,「multiplier × multiplicand」を採用する米国などでも,同じ式です.
日本ではこの図を次のように分けて,一つ分の大きさを3とし,それが4つあるので,3×4=3+3+3+3=12と考えます.●|●|●|● ●|●|●|● ●|●|●|●(略)
それはともかく米国では,もとの配置を横方向に切り分けて,以下の図のようにしてから,「3つの4 (three 4s, three times four)」と解釈し,3×4=4+4+4=12とします.●●●● ―――― ●●●● ―――― ●●●●
まぎらわしい表札は,『OL進化論』で見たことがあります.二世帯住宅の表札です.1枚の表札に漢字が2×2で並んでいて,縦からも横からも読めるというものです.
単行本を持っておらず,画像を検索しても,見つかりませんでした.こんな感じです.中田 川村横に見ると,上から「中田」と「川村」,縦に見ると,右から「田村」と「中川」になるわけです.
ずらす操作は,文字ごとに独立に行えます.例えばつぎのように書いて,2列目,3列目,…と書き出していくのでも,いいということです.
gzssd h i j (略) d e f
ここで事例から離れます。「正答率」(「通過率」とも)について,架空の表を作ってみました。
(略)
算数授業研究Vol.130の特集で,全国学力・学習状況調査の出題をもとに「つまずき」と書かれているのは,例外なく,問題ごとの正答率(表の最下段)を見たときに,低い値になっている出題と,結び付けられています。
(略)
全国学力・学習状況調査の批判で見かける「学力」も,行ごとに算出される件と関連づけられるように思います。