2023年9月
2023年10月
2023年11月
きりぬき
昨年から,『生成AI』が猛威を振るい,無料で手軽に,問い合わせてその結果を,我々は活用できるようになっています.では,『生成AI』を教えるという授業科目が,大学にあるのかというと,私の勤めている大学では,科目名としては,ありません.去年今年ですぐに,使い方を教えますよといった科目を設置するわけにも,いかないのです.
大学で学ぶことのすすめ
しかしながら,使い方だけでなく,どういうときに使うべきではないかといったこと,また従来のAIや,情報検索や既存のQ&Aシステムなどと対比して,動作にどのような違い,そして特色があるのかといったことが,出版物やWeb上の情報として公開されています.教員は,必ずしも業務ではなく,いわば個人的な関心事として,情報収集を行い,それにより,どんなことは十分な確信を持って言うことができ,どんなことは現段階で未知であるのかを,把握します.更新も行います.授業でその一部を伝えたり,学生や他の教職員から質問があったときに答えたりします.結果として,大学において『知の営み』がなされているのです.
「先生,さきほどね,(指で示して)これくらいの大きさの蜂が…」
10cmもある!?
「(10cmもある!? 蜂一匹に,そんな大げさな)」
「先生の頭の上を飛んでたんですよ」
「なんか注目を浴びとるな.(コップを持ち上げて)ぼくドラえもん!」
それがどうした
さきの子とあとの子の2人だけが,激しく笑いました.